しかし、分析に必要な量を集めるのは大変です。
そこで、薬剤を投与して、口腔内にあふれてくる唾液を採取します。
薬剤には、塩酸ピロカルピンを用います。
- 10%塩酸ピロカルピンを調整(ストック液)
- 10%塩酸ピロカルピン(ストック液)を生理食塩水で100倍希釈
0.1%塩酸ピロカルピン液を調整 - ラットの体重100gあたり0.3mLの0.1%塩酸ピロカルピンを投与
ラットはイソフルランで麻酔しておく
投与経路は、皮下投与 - 5分程度経つと、唾液が口腔内にたまってくるので、ピペットで採取
- ラットの大きさにもよりますが、約50-100uLぐらいの唾液が採取できる
参考資料
Kondo et al., Exp Anim 42(1):83-88, 1993