Crl:CD (SD)は、日本チャールスリバーで生産、販売されているSDラットです。
CDというのは、Ceasarean Derivedの略で、帝王切開により微生物クリーニングされたコロニーに由来するという意味です。
由来は、1950年にSprague Dawley Inc.から米国チャールスリバーに導入され、その後、世界各国のチャールスリバーに分与されました。
1991年に、世界各国の生産施設で生産されているCD(SD)ラットの遺伝的なばらつきを標準化するために、それぞれの国のチャールスリバー生産施設のCD(SD)ラットコロニーから100ペアのCD(SD)ラットが選抜されました。
この100ペアの親種から生まれた200腹分の産子を基に、米国マイアミ州のWilmingtonにて、IGS Foundationコロニーが設立されました。
1994年に日本チャールスリバーに導入され、1997年にFoundationコロニーはアイソレーター内に移されました。
比較的大型で発育が良い。
繁殖性良好
おとなしく取り扱いやすい
参考資料
日本チャールス・リバー株式会社2014総合カタログ
Charles river technical sheet; International Genetic Standardization (IGS) Program