マウスの平均妊娠期間は、約18~19日、ラットでは約20~21日です。
その理由は、ラットでは、マウスに比べ、着床が約1日半遅れるため、とされてます。
着床が完了するのが、マウスでは胎齢6.5日、ラットでは7.75日です。
その後は、ほぼ同じペースで発生します。
ということは、マウスの胎齢と同じ発生段階のラット胎児を得るには、そのマウス胎齢プラス1ないし2日のラット胎児を得る必要があります。
例えば、神経堤の形成は、マウスでは8日、ラットでは10日、中腎管の形成はマウスで9.5-10日、ラットで10.5-11日です。また、体表に毛包が出現するのは、マウスで14日、ラットで15日と言われています。
最後に、いつを胎齢0日とするか、です。
一般的には、膣栓確認日を胎齢0日、としています。
参考資料
実験動物学各論; p21
マウス・ラットの解剖と器官発生 小児外科 29(2):143-152
日本エスエルシー実験動物価格表