2015年7月28日火曜日

ラットの浅頸リンパ節 (lynphocentrum cervicale superficiale)

"Anatomy of the Laboratory Rat"より、ラットリンパ系。

浅頸リンパ節 (Lymphocentrum cervicale superficiale)

外頸静脈分岐部、あるいはその尾部側に位置し、首の腹側の筋肉(胸鎖乳突筋)の表層にくっついている1つないしは2つのリンパ節からなる。

しばしは、耳の基部に小さなリンパ節があり、それは耳下腺に埋まっている。

どの領域からリンパ液が流れてくるか:
顎下リンパ節、耳、耳下腺、頭部の皮膚、後頭部、首

どこへリンパ液が流れていくか:
深頸部リンパ節

2015年7月27日月曜日

ラットの下顎リンパ節 (lymphocentrum mandibulare)

"Anatomy of the Laboratory Rat"より、ラットリンパ系。

顎下リンパ節 (Lymphocentrum mandibulare)

下顎腺の頭部外側に位置する2つから3つの節からなる。
しばしは、1つあるいは2つの小さなリンパ節が頭部側に連なる。

どの領域からリンパ液が流れてくるか:
舌、唾液腺、頭部吻側

どこへリンパ液が流れていくか:
深頸リンパ節
浅頸リンパ節


*リンパ中心 (lymphocentrum)
リンパ節 (lymph node) あるいは、ある特定の領域に常にみられるリンパ節の集団

2015年7月25日土曜日

Anatomy of the Laboratory Rat


"Anatomy of the Laboratory Rat"というラットの解剖学の本があります。

著者は、ミュンヘン大学のRudolf Hebelとパデュー大学のM.W.Stombergです。

1976年に出版されています。

内容は以下の章からなります。
骨格系
筋肉系
消化器系
泌尿器系
雄の生殖器
雌の生殖器
内分泌系
循環器系
リンパ系
神経系
外皮

図は全て手書きです。
手書きは写真と違って多少のアレンジはあると思いますが、そのぶんわかりやすいのではないでしょうか。

表紙に椎骨の絵が載っています。



2015年7月22日水曜日

アトピー性皮膚炎×アストロサイト

アトピー性皮膚炎による慢性的な痒みには脊椎のアストロサイトの活性化が関与しているとのことです。

アトピー皮膚炎モデルのNCマウスの痒みを支配する脊髄部位を、トレーサーを用いて同定。その脊髄部位(C3-C5)でアストロサイトの活性化astorogliosisを見出。

九州大学津田教授らの仕事

STAT3-dependent reactive astrogliosis in the spinal dorsal horn underlies chronic itch

http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/full/nm.3912.html#methods


毎日新聞
http://mainichi.jp/shimen/news/20150721ddm041040067000c.html