2013年10月2日水曜日

リーダの辞意は慰留すべきか?

京都大学に赴任して、11年と半年。きりがいいので始めてみた。

リーダーとは、組織の進退を最終決定する存在だ。
また、優秀なリーダーとは、決断を下すにあたり、組織内の様々な人の意見を聞き、状況を勘案し、判断するはずだ。
さて、リーダーが辞意を申し出たとき、それを遺留すべきかどうか?
私は慰留すべきでないと思う。
なぜなら、リーダーの辞意は、単なるリーダー個人の気持ちではなく、その組織のリーダーとしての最終決定であるからだ。
その決定は、最大限尊重されるべきである。
リーダーの辞意(決定)の否定は、リーダーの決断力・判断力への否定、リーダーの否定、組織の否定、さらには、組織のメンバー(自分自身)の否定に他ならない。

もし、リーダ―に辞意に対して、慰留を唱える人がいれば、その人はリーダーを尊重しているようで、実は、否定している、と言わざるをえない。