2019年4月16日火曜日

農大飼養学_002_飼養学の位置づけ

飼養学は、飼養を科学的に分析して、効率的で再現性のある飼養を目的とします。

なぜ飼養をするのでしょうか?

人間が動物の生産物(タンパク質、脂質、労役など)を得るためです。

効率よく生産物を得るには、「えさ」と動物の体の中で起こっていること、つまり「代謝」を対象とした分析が必要です。

えさの分析に関しては、飼料学。
代謝に関しては、栄養学があります。

まとめると、飼養学は、飼料学、栄養学を含む学際的な学問です。
また、飼育管理に関する分野も含みます。いつ、どれくらいのえさを与えるか?動物種ごとに適したえさは?なども重要ですから。

最後に、生化学によって、えさ、代謝、生産物は、タンパク質、アミノ酸、ビタミンなどの分子の形で理解されています。さらに、分子生物学的解析により遺伝子レベルでの理解も進んでいます。




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